リグナイト(堺市西区、呉美惠子社長)は、全固体電池向けの負極材を開発する。ソフトカーボンである黒鉛と、ハードカーボンであるフェノール樹脂による複合材料。熱処理で炭化させたフェノール樹脂を黒鉛に被覆させ、強度を担保、電池の耐久性などに寄与させる。大阪産業技術研究所とともに、電池特性などへの影響に関して共同研究も実施。2021~22年度内にサンプルを完成させ、電池メーカーなどで評価を進めていく計画だ。将来的な全固体電池の社会実装とともに、主力であるフェノール樹脂事業の牽引役の一つとしたい考え。続きは本紙で

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