三井化学は、極細繊維の不織布を産業向けに広く展開する。ウイルスを捕捉できるレベルであるナノメートルの繊維径を有するポリオレフィン繊維不織布を開発。電子材料や半導体などのエレクトロニクスのほか、自動車、ろ過フィルター、医療など、さまざまな産業の分級ニーズに沿った開発・提案を進めており、これまで紙おむつを中心とする衛生材向けで培った技術やノウハウを生かす。100%子会社のサンレックス工業(三重県四日市市)に3系列目となる極細繊維不織布の新設備を増設し、1月から立ち上げた。また耐熱性の高い樹脂を用いた新製品などの開発も加速し、不織布事業のポートフォリオ強化を急ぐ。続きは本紙で

ナノ不織布を増強した子会社のサンレックス工業

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