三井化学は、自動車向け熱可塑性エラストマーをグローバルに増産する。世界シェア約7割を占める内装表皮用などの需要が増えている北米市場を取り込むため、米国のグループ会社に架橋品(TPV)の設備(年6000トン)を新設し今年半ばから生産を始める。日本、中国、ドイツとあわせ世界4極体制になる。一方、耐油ブーツ用や内装表皮用スチレン系(TPS)などの新製品の採用を増やしポートフォリオを強化するため、日本の100%子会社で増設(5000トン)し2022年初の完成を目指す。これらにより現在15%の新製品売上比率を25年度までに30%以上へ引き上げる。このほど超耐油性を有する新製品「N―TPV」を開発するなど、研究開発も加速する。続きは本紙で

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