三井化学は2日、経営概況説明会を開き、橋本修社長がウェブ会見に臨んだ。2020年度はモビリティと基盤素材の2事業が新型コロナウイルスの影響を大きく受ける見通しで、基盤素材は在庫評価損も膨らみ赤字転落を予想する。橋本社長は「コロナ禍が長期化しさらに下方圧力が強まる可能性はある」との認識を示しつつ、「現在進めている財務基盤強化など諸施策を総動員し、20年度目標数値(コア営業利益350億円)は死守する」と強調した。そのため基盤素材においてさらなる再構築策を今年度内に固める一方、ICT(情報通信技術)材料、医療機器を次世代のコア事業に育成するため積極投資する方針だ。とくにICT事業は「早期に売上高1000億円規模を目指す」とし、新事業創出を急ぐ。続きはこちら

ウェブ会見に臨む橋本社長

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