三井E&Sホールディングスは10日、高橋岳之取締役CCOが4月1日付で社長に就任すると発表した。岡良一社長は代表権のない取締役会長に退く。

 同日のオンライン会見で岡社長は、資産売却、事業売却など就任以来取り組んできた事業構造改革にようやくめどがついたとし、これから事業成長拡大に向けて進んでいくために社長交代を決めたと話した。

 高橋次期社長は「22年度は事業再生計画の最終年度。着実に実行するとともに今後の成長戦略を描き、攻めの姿勢を見せるための重要な年になる。外部環境の変化にスピーディに柔軟に対応する企業へと展開するため貢献していきたい」と抱負を語った。

 〔高橋 岳之氏=たかはし・たけゆき〕87年(昭和62年)学習院大学法学部政治学科卒、同年三井造船(現三井E&Sホールディングス)入社。18年三井E&Sマシナリー執行役員・運搬機システム事業部長、19年4月同社長、21年3月三井海洋開発取締役、同年4月三井E&Sホールディングス成長事業推進室長兼人事総務部長、同年6月取締役、CCO、監査法務部及び人事総務部担当。東京都出身、57歳。

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