三栄製薬(東京都世田谷区、藤森博昭社長)は、信州大学と共同で高純度シキミ酸の国産化を目指す。シキミ酸は主にインフルエンザ治療薬の原料として使われているが、トウシキミの果実から抽出されているうえ、ほとんどが中国で生産されている。両者は化学品・化粧品の原料として活用できるとみて工業プロセスの確立に取り組んでいる。ウスヒラタケの菌糸を培養、青色LED(発光ダイオード)の照射によって菌糸薄膜にシキミ酸を蓄積させた後に精製・抽出する。培養装置の開発などにめどをつけており、2~3年後に量産化を実現したい考え。続きは本紙で
ENEOS、水素供給網整備へ3戦略
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