三菱ケミカルは、アクリル樹脂(PMMA、ポリメチルメタクリレート)の新製品開発を加速する。耐傷つき性に優れた成形材料を開発しており、実機でのサンプルワークを開始した。以前からシートにコーティングすることで耐擦傷性を持たせるグレードはあったが、射出成形用の成形材料自体に同様の性能を持たせるのは珍しい。2022年の上市を目指す。車両の内外装をはじめとした用途を想定しており、アクリル樹脂としての意匠性、耐候性を維持したままで扱いやすい製品として市場を開拓する。連続キャスト法で製造するシート事業においても、このほど投入した抗ウイルス・抗菌グレードの進化版として、後加工工程不要の製品開発を進め、競争力向上に取り組んでいく。続きは本紙で

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