三菱ケミカルは、アルミ樹脂複合板「アルポリック」の最高級防火グレードにより世界の建築物内外装市場を取り込む。2017年に発生した英国でのビル火災以降、芯材に有機物を用いる複合板市場には逆風が吹いたが、建築材料の防火規格のなかでも最も厳しいとされる規格の一つである欧州の「ユーロクラスA1」を取得し、「最高の防火性能と意匠性を両立する唯一の材料」(中越明アルポリック複合材事業部長)として改めて市場の深耕に乗り出す。日本の上田工場(長野県上田市)で生産を始めているが、年内にドイツ拠点でも生産できる体制を整える。今回上市したA1グレードおよび10年から展開する「A2」グレードを合わせて将来的に数百億円規模の製品に育成する。続きは本紙で

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