三菱ケミカルは、植物由来原料を用いた生分解性プラスチック「バイオPBS」を国内外で広く普及させる。土中に加え、1~2年で海水中でも分解する開発にめどを付けた。フィルムなどへの成形性能が優れるなど、従来の生分解性プラにない特徴が強みになるとみて、海洋プラごみ問題に対するソリューションの1つとして、欧州での認証取得を目指す。日本では山梨県北杜市で、バイオPBSを用いた製品をコンポスト(堆肥)にし、できた肥料で野菜を栽培する実証試験を進めている。生ごみ袋などに採用が広がれば、ごみ処理の環境負荷低減や循環型経済の形成につながるとして、環境省など行政機関に働きかけていく考え。続きはこちら

海洋分解の開発にめどを付けつつあるバイオPBS製の袋

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