三菱ケミカルと三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ(MCAM)は、新たに開発した遮炎機能を持った熱可塑性の繊維強化複合材料(FRTP)を車載電池向けに拡販する。強度を持った複合材料であることから薄い板厚で金属代替できる。バッテリーカバーなどとして用いた場合に、設計によっては40~50%軽量化できることを訴求する。熱伝導率の高い金属材料に対し、樹脂材料のため一定の断熱性があり、別途断熱材を張り合わせるなどの工程を省ける。「むしろ金属より適している」(三菱ケミカル)という。電池モジュール部品では2023年ごろには採用につなげる考えで、さらに電池パック全体への適用も図ることで年間数千トン規模の大型用途へと育てる。続きは本紙で

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