三菱ケミカルは、リチウムイオン2次電池(LIB)材料の新技術を相次ぎ開発、車載向けに攻勢をかける。世界トップの一角を占める電解液は、生産効率を大幅に高めた新プロセスを開発。向こう1~2年で日米欧中の世界4極に有する生産拠点に適用する計画で、新ライン増設を含め生産能力を5割増の年9万トン強に引き上げる。需要が旺盛な欧州では英国に続き、別立地の新工場も検討する。負極材は天然黒鉛の課題である膨れを抑えた長寿命の新製品を開発。香川事業所に量産設備を立ち上げ、顧客評価が進められており、2022~23年に本格投入する計画。さらにシリコン系負極材の開発も進めており、23~24年をめどに高容量・長寿命品として市場投入を目指す。続きは本紙で

電解液を生産する英国拠点

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