炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の市場を飛躍的に広げる炭酸ガス3次元レーザー加工機を三菱電機が世界で初めて開発した。レーザー発振器と増幅器を一体化構造(Integrated-MOPA)とし、レーザー発振ヘッドも独自に開発した。従来工法の機械切削やWJ(ウオータージェット)比で約6倍の「世界最速の加工速度」を実現。CFRPは高強度かつ軽量性が特徴だが切断や穴あけなどの加工性に大きな課題があり、成形品の応用は単純形状にとどまっている。新加工機は高速量産性と自在な加工性を両立しEV(電気自動車)などモビリティ部材全般、航空宇宙や産業機器、CFRP成形品の用途と市場を一挙に広げる可能性がある。続きは本紙で

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