三菱電機は5日、放電電極をリボン形状にした空気清浄デバイス「ヘルスエアー」技術で、浮遊する新型コロナウイルス(SARS-Co-V-2)の低減効果を確認したと発表した。日本繊維製品品質技術センター神戸試験センターと共同で試験し、1立方メートルの空間に浮遊する新型コロナウイルスの残存率を5分間で99%以上低減することを確認した。今後、ウイルスおよび菌などの空気清浄技術を高め、室内空気質の改善を図る。

 ヘルスエアー技術は、室内に浮遊するウイルスや細菌などを低減することを目的に2012年に開発された。放電部を構成する放電電極と対向電極に、直流電圧を加えて強力な放電・電界空間を生成することで、その空間を通過するウイルス、細菌、アレルギー物質などを除去・低減する。

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