中国化学産業、規模拡大と環境対応の両立狙う

　中国は第１４次５カ年計画（～２０２５年）で、化学産業の規模拡大・質向上と省エネ・排出削減の二兎を追う。原料競争力のカギを握る国内での原油・天然ガス増産や、製油所・化学工場の一体化は継続。一方、カーボンニュートラルに関する双〓目標に沿って、高機能化学品の増産や、デジタル化などを通じた温室効果ガス排出削減や省エネを推進する。このほど石油・化学工業連合会（以下、連合会）が発表した２１年業界実績と２２年基本方針からも、こうした姿勢がうかがえる。

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