中外製薬は、1日までに新型コロナウイルス感染症を対象とした抗体カクテル療法の国内第1相臨床試験(P1)を開始した。米リジェネロン・ファーマシューティカルズが創製した療法で、昨年12月にスイス・ロシュを通じて、中外は日本での権利を獲得している。予定被験者は22人。健康な成人に投与し、安全性や薬物動態などの評価を行う。

 同療法は「カシリビマブ」「イムデビマブ」という2種類のウイルス中和抗体を組み合わせることで治療・予防につなげる。米国では緊急使用許可(EUA)を取得ずみ。日本での投与対象患者や開発スケジュールなどの詳細は開示していない。

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