二極化する偏光板市場、液晶パネル用、中国首位へ投資活発

　偏光板市場の二極化が鮮明になってきた。大型液晶パネル向けは、市場を牛耳る中国パネルメーカーの歩調に合わせ、中国の偏光板メーカーの増産計画が相次ぐ。これらを背景に日本、韓国の偏光板メーカーは有機ＥＬ（エレクトロルミネッセンス）パネル向けにシフトし、両国で参入障壁を築き始めている。両分野で共通するのは部材フィルムの多くを日系メーカーが供給している点だ。そのため大型液晶パネル向けの偏光板が計画通りに増産されるかは、日系の部材フィルムメーカーがカギを握るともいえる。投資を渋れば、中国の部材フィルムメーカーの台頭につながる可能性がある。続きは本紙で

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