人間の一生は短いが、様々な節目のイベントがある。お七夜、お宮参り、お食い初め、初節句などわずか1年の間にもお祝い行事がひっきりなし。少子化が進む現代では、両親はもちろん祖父母のサポートも加わり、過剰なほど盛大に行われるケースもあるようだ。きょうは七五三の日。各地の神社は着飾った親子たちで賑わうに違いない▼わが編集局では出産の報が相次いでいる。このうち、第1子が生まれた記者は当社創立以来初めて男性として育児休業に入った。今年6月に育児・介護休業法が改正され、男性の育児休業取得を促進することなどが狙いだ。同改正法は来年10月に施行される予定▼編集局では今月から来月にかけ、3名の新人記者が入社するが、いずれも女性だ。編集局の女性比率はおよそ1割だが、さらにその割合が高まる。先日、某省庁から「審議会のメンバーとして女性記者に参加してもらえないか」と相談を受けた。近い将来、外国人記者も活躍している姿を想像したい。性別や国籍を超えて▼話は人生イベントに戻るが、七五三の後もお祝いが続くが、大きな節目は成人式。これまでは大人の仲間入りは20歳だが、来年から18歳に引き下げられる。わが愚娘がまさにその歳。成人になると、祝い事はめっきりなくなる。今度は社会に尽くす番である。(21・11・15)

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