住友ベークライトは、植物の主要成分であるリグニンを活用した固形ノボラック型フェノール樹脂の量産技術を開発した。バイオマス比率は用途によって50%以上に設計でき、価格も一定レベルに抑えられる。非可食の再生可能資源を用いた環境低負荷材料であることや機械物性などの優れた特徴を生かし、自動車分野など従来型のフェノール樹脂の用途だけでなく、新たな用途の開拓も含めて幅広い展開を目指す。ニーズに応じてサンプル出荷も開始可能で、採用に至れば速やかに量産に入る考え。リグニンを活用した固形ノボラック型フェノール樹脂で量産化技術を確立したのは世界初とみられる。続きは本紙で

開発した固形ノボラック型リグニン変性フェノール樹脂

 

ブレーキパッド試作品(上が開発樹脂、下は既存フェノール樹脂を使用)

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