住友化学は、自動運転や5G(第5世代通信)向けの化合物半導体材料を今年から日米で量産する。次世代の自動運転では3Dセンシング技術に優れるセンサーシステムであるLiDARの光源として面発光レーザー(VCSEL)の採用が増え、ガリウムヒ素(GaAs)エピタキシャルウエハーの需要が高まる見通し。国内唯一のGaAsエピウエハーメーカーである同社は、米国拠点で一部量産を始めたほか、日本でも量産体制を整備し本格需要に備える。5Gでは、信号を効率よく増幅できる特徴を持つ窒化ガリウム(GaN)エピウエハーが基地局向けなどに需要増加が見込まれる。同社はこの間に増産体制を整えてきたが、向こう3年でさらに倍増させる計画。続きは本紙で

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