住友化学は、無機材料および機能樹脂の高付加価値化戦略を強化する。無機材料では、高純度アルミナが半導体用放熱フィラー、リチウムイオン2次電池(LiB)用セパレーター、第5世代通信(5G)用放熱部材向けなどに伸びが期待できるとして採用拡大を狙う。機能樹脂では、液晶ポリマー(LCP)が5G向け材料に需要増が見込まれ、コンパウンド開発の合弁会社を設立するなど需要を取り込む。航空機や自動車の部材に使われるポリエーテルサルホン(PES)も、人工透析膜に採用され実績が増えつつある。無機材料事業部、機能樹脂事業部担当の佐々木康彰常務執行役員は「高機能を生かした高付加価値分野の市場開発に力を注ぐ」と話す。続きはこちら

PESが採用された人工透析膜

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