住友化学は今年度スタートした新中期経営計画で、海外農薬事業や医薬品のCDMO(開発・製造受託)といった健康・農業関連事業部門を最大の利益源に据える。2021年度に430億円を見込むコア営業利益を24年度に840億円と約2倍に拡大する。一方、農薬は天候に左右され、後発品との競争も激しい。いかに成長を加速するか、同部門統括の水戸信彰代表取締役専務執行役員に聞いた。

◆…昨年度までの中期計画では目標のコア営業利益に届きませんでした。

 「海外農薬市場で後発品のシェアが想定以上に広がっている影響が大きい。05年当時は特許のある製品や独自品のシェアが6割以上だったが、16年に後発品が6割以上に逆転した。価格の(下押しの)プレッシャーが非常に強まっており、主力の除草剤『フルミオキサジン』が苦戦した」

◆…どう跳ね返しますか。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

セミナーイベント情報はこちら

インタビューの最新記事もっと見る