住友理工は「スマートラバー(SR)」の実車適用を加速する。SRセンサーを使用した「ステアリングタッチセンサー」が今年度発売予定の自動運転技術搭載車に採用が決まった。ステアリングホイールのハンズオン・オフを検知し、自動/手動運転切り替え時の安全性を確保する。SRセンサーをシートに装着し乗員の心拍と呼吸を検知する「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」は、運転者の状態監視ニーズの高まりを受け、顧客共同で実車適用を急ぐ。同社では「センシング性能向上に取り組み、採用拡大を目指す」(清水和志社長)考え。
 SRは、電極と配線の間に柔軟性のある誘電層を有し、伸ばしても導電性を維持できる独自開発の柔軟導電ゴム材料。圧力による電極間距離および面積の変化を応用したセンサー用途と、通電により伸縮させるアクチュエーター用途の両面から、自動車に加えて、医療、介護など幅広い分野での用途開拓を進めていく。続きはこちら

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