新型コロナウイルス禍や米中摩擦の激化にあっても成長を続ける半導体業界だが、大規模な再編が急ピッチで進んでいる。米NVIDIAがソフトバンク傘下の英ARMを400億ドルで買収したのをはじめ、今年は大型買収が相次いだ。この動きと呼応するように、半導体部材でも昭和電工による日立化成の買収、シリコンウエハー中堅である台湾・環球晶円(グローバルウェーハズ)の独シルトロニクス買収といった大型再編が続いた。半導体チップでは事業規模、技術力ともに日本勢の存在感が薄らいでいるが、先端材料では世界シェア60%と高水準を堅持する。しかし、国内電材業界は以前から「プレーヤーが多すぎる」とされ、中・韓勢が台頭するなか持続的に成長するには再編による競争力強化が避けられなくなっている。続きは本紙で

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