<洗浄・分別・回収・再利用 業界越えスキーム作り>

 近年、「サステナブル包材」の開発が盛り上がりをみせるなか、凸版印刷は今年から中期経営計画をスタートさせた。「デジタル&サステナブルトランスフォーメーション(DX&SX)」をキーコンセプトに掲げ、成長領域への事業シフトを図る。包材事業では、国内事業の構造改革、サステナブル包材など高付加価値品へのシフト、海外事業の拡大を3つの柱に据えた。同事業本部の本部長を務める穴水芳光専務執行役員に、足元の状況と今後の展望を聞いた。

- コロナ禍がパッケージ業界に与えた影響は。
 「内需がコロナ禍前の水準にはまだ戻らないなか、印象的なのは生活の二極化が進んでいること。総菜用などの安価な個包装が増える一方、調理に手間をかける高級品のニーズも少数ながら強い。その中間に当たる加工食品や調味料の売れ行きは良くないといったかたちだ」
 「一方、コロナ禍のなかで新しいライフスタイルの普及とサステナブル包材を求める流れは着実に進んでいる。足元の二大トレンドはモノマテリアル(単一素材)化と紙化と言えるだろう」


- 新中計の主な施策は。続きは本紙で

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