人類はこの数百年間、地球の資源を野放図に利用し、自らの利益や効率を優先してきた。その結果、環境や生態系は破壊され、社会には格差が生じている。一方、人工知能(AI)などのデジタル技術やバイオ技術などの科学技術は加速度的に進歩し、生活や暮らし、社会そのものを変革しようとしている。悲鳴をあげる地球を救い、人類はより健康で快適な暮らしと持続可能な社会を構築できるのか。化学なら可能だ。大気中の二酸化炭素(CO2)のバランスを取り戻し、パンデミックに対抗するワクチンや治療薬を供給し、人口爆発でひっ迫する食糧・水の増産に貢献するなど、課題解決の中心にいるのが化学である。化学工業日報は本日付から紙面を刷新した。とくに「持続可能社会」「健康社会」「デジタル社会」に焦点を当て、社会課題の解決に挑む化学の姿を追う。続きは本紙で

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