2021年度が始まった。新型コロナウイルス感染拡大から約1年が経過したが、コロナ以前からデジタル技術の進歩、気候変動をはじめとする環境意識の高まりなど、化学産業を取り巻く環境変化のスピードが急速に高まっている。右肩上がりに成長する恵まれた時代は終わりを告げ、従来の延長線上にない新しい世界が待ち受けるなか、化学大手は化学が持つ多様性を生かしながら、変化の先にある新しい世界で勝ち残るため事業を組み替えるポートフォリオ改革に乗り出しつつある。新たな世界で成長を図るべく、21年度は準備や仕込みが欠かせない。その過程で事業撤退や再編などポートフォリオ改革の具体例が相次ぐことも想定される。続きは本紙で

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