化学業界の準大手に位置づけられる5社の決算が出揃った。2022年3月期業績で増益を予想するのは、三菱ガス化学、日産化学、デンカ、JSRの4社。新型コロナウイルス感染症の影響でとくに前上期に落ち込んだ自動車関連の需要が下期から回復傾向を続けていることに加え、半導体関連製品も成長ドライバーとなる。5社トータルの営業利益(国際会計基準のJSRはコア営業利益)は2096億円で前期比16%増加する見通し。デンカは2期連続、日産化学は8期連続での過去最高益の更新を見込むなど、コロナ禍にあっても好業績をあげられる経営基盤の構築が進んでいる。続きは本紙で

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