物質・材料研究機構(NIMS)と三菱ケミカル、住友化学、旭化成、三井化学が共同で運用する化学MOP(マテリアルズ・オープン・プラットフォーム)が水面下で成果を重ねている。“同業多社”でのデータシェアという産業界だけでは到底実現し得ない協業体制は、世界最高峰の質と量を兼ね備えたポリオレフィンデータベース(DB)を実現し、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)活用の足がかりになっている。NIMSの橋本和仁理事長は「今は、あくまでも常識的なところでとどまっている。これからは非常識なところへ踏み込みたい」と語り、産業界をさらに巻き込む意向を示す。企業も関与したオープンイノベーションのモデルケースたり得る活動として注目が集まる。続きは本紙で

化学MOP実務を行うNIMS「M3棟」

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