北里大学病院は、寄生虫感染症治療薬「イベルメクチン」の新型コロナウイルス感染症への適応追加を目指した医師主導治験を開始する。被験者は240人を計画。PCR検査でウイルス陰性化までの期間を評価する。北里大の大村智特別栄誉教授が発見したイベルメクチンは抗ウイルス作用があることが知られている。

 同大が進める「COVID-19対策北里プロジェクト」の一環。海外での臨床研究の実績に加え、インビトロ試験で新たに新型コロナウイルスに対する増殖抑制効果が示されたことから、医師主導治験に踏み切る。日本医療研究開発機構(AMED)が支援し、実施期間は来年3月末までを予定。

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