北里研究所は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬早期発見を目指すプロジェクトを立ち上げた。今年3月から2021年3月末までを研究実施期間に設定。患者の検体から分離したウイルスに対してスクリーニングを行い、国内外の既存承認薬から効果のありそうな化合物を割り出す。また、研究資金の支援も募り、大日本住友製薬が1000万円の寄付を決めた。
 始動したのは「COVID-19対策北里プロジェクト」。安全性を確認ずみの既存薬から候補を探し出すドラッグ・リポジショニングの手法を使うことで、迅速に治療薬を同定することにつなげるのが狙いだ。

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