厚生労働相の諮問機関である薬事・食品衛生審議会(薬食審)医薬品第二部会は20日、米ノババックスと武田薬品工業の新型コロナワクチン「ヌバキソビッド筋注」の1回目、2回目接種の対象年齢を12歳以上に引き下げることを了承した。従来は18歳以上が対象だった。これにより、武田は速やかに添付文書を改訂する。また、追加免疫となる3回目接種は引き続き18歳以上とする。

 12~17歳を対象に海外で実施した第3相臨床試験(P3)での免疫原性データを踏まえ、接種対象者を12歳以上にする。評価の元となったこのP3では、発症予防効果が79・4%であることを確認。併せて、12~17歳での抗体価の上昇が18~25歳に対して非劣性であることも判明している。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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