厚生労働省と米ファイザーは20日、ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、日本への供給契約を正式締結したと発表した。2021年に1億4400万回分(1人2回接種の場合7200万人分)が供給される。昨年夏の基本合意は今年6月末までに6000万人分を供給する内容だったが、最終合意は1200万人分増えたものの供給期限は今年末までにとなった。同日夕に会見した田村憲久厚労相は「今年前半に向けてできるだけ多く供給されるようにしたい」と語った。

 ファイザーとビオンテックが開発したのはメッセンジャーRNAワクチン。昨年12月に承認申請を行っており、厚労省が審査中。承認条件である国内治験のデータが月内にも同省に提出され、来月中頃にも承認される見込み。政府は同下旬の接種開始を目指して準備を進めている。

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