厚生労働省は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの追加供給について、ファイザー日本法人と正式契約を結んだと発表した。年明けから計1億2000万回分の供給を受ける。10月7日付で契約締結した。日本政府が来年分として供給枠を確保した新型コロナワクチンは、米モデルナ、米ノババックス製と合わせて計3億2000万回分になる。

 ファイザーとは今年分として1億9400万回分の供給契約を結んでおり、月内にもこれらの輸入が完了する見込み。来年分として新たに1億2000万回分を確保し、1月から供給を受ける。主に3回目の追加接種(ブースター接種)用に使われるとみられる。政府は12月にも3回目接種を始める方針。ファイザー日本法人も9月末に3回目接種の適応追加を承認申請した。

 米国では先週、米ファイザーが対象年齢に5~11歳を追加する承認申請を行っており、日本などでも手続きが始まる見込み。

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