厚生労働省は28日、来月4日に開く医薬品第二部会で中外製薬の抗体カクテル療法「ロナプリーブ」の適応拡大について審議すると発表した。中外は11日、新型コロナウイルス感染症予防薬および無症状者への治療薬として適応拡大申請を行っていた。皮下投与の用法追加も同時申請し、ともに特例承認の適用を希望している。部会で了承が得られれば、最短で同日中の承認となる。

 予防薬と皮下投与に関しては、米国で緊急使用許可(EUA)が下りている。日本の場合、ロナプリーブは点滴による投与しか認められていないが、特例承認となれば注射での投与も可能となる。在宅などで使えるようになるため、医療現場などからは根強い声が上がっていた。

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