厚生労働省は、今般、公的接種の対象となったアストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルスワクチンを接種するための拠点を、各都道府県に最低1カ所設置する方針だ。緊急事態宣言が出ている地域を対象にまず立ち上げ、順次、全国へと拡大。早ければ今月中旬にも接種を開始する。新たな拠点を置くことで、円滑なAZ製ワクチンの接種につなげる。

 開設するのは、「AZワクチン接種センター」。現在、各都道府県への調査を行っており、その希望に応じ、配送するワクチンの量を決める。東京都など緊急事態宣言下の都府県に優先的に配分する。また、宣言中の地域では市町村が同センターを設けても構わないとしている。

 同センターでは、他の新型コロナウイルスワクチン接種との併用も可能な運用とするが、管理責任者を置き、適切に対応できるようにすることを求める。ワクチンの配分量の範囲であれば、1カ所以上の設置も認める。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

ライフイノベーションの最新記事もっと見る