喜多野利和氏(保土谷化学工業前会長・前社長)のお別れの会が12日、東京都千代田区のホテルニューオータニでしめやかに執り行われた。会社関係者のほか化学業界、銀行業界関係者ら約700人が参列し、故人をしのんだ。

 喜多野氏は1973年(昭和48年)に日本興業銀行に入行。同行秘書役、みずほコーポレート銀行常務取締役、みずほ銀行取締役副頭取を経て、07年に保土谷化学工業に入社。副社長、代表取締役社長、同会長を歴任した。在任中は韓国SFC買収を含めた有機EL事業の拡大、国外拠点設置やインドUPL社との関係強化などによるグローバル化の推進、他社に先駆けたコーポレートガバナンス体制の強化など、現在の保土谷化学グループの成長基盤構築に尽力した。20年7月11日死去、享年70歳。

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