厚生労働省薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会器具・容器包装部会は14日、専門家会議を開き、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)の可塑剤として使われるフタル酸エステルについて、食品用器具・容器包装への使用に関するポジティブリスト(PL)の規格基準設定のための部会報告書を作成することで参加委員の賛同を得た。PL制度では、使用実績のある既存物質はリスト収載後に食品安全委員会の食品健康影響評価を行うことになっている。対象物質はすでに評価結果を得ており、それらを元に同省がたたき台を作成し、同部会で審議する。今回は昨年6月のPL制度開始後初めてのリスク管理案件となり、前例となる。一方で委員からは、今後想定される他の物質のリスク管理に向けて「より効率的なやり方が必要」との声が上がった。続きは本紙で

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