塩化ビニル樹脂(PVC)の国際市況が続騰した。8月下旬のハリケーン「アイダ」の影響で、米国品の価格は1トン当たり2000ドルに達し、過去最高額を更新した。中国では電力制限による稼働低下で需給がタイト化し、国内価格は1万元を超えた。また、ロックダウンの緩和で東南アジアの需要は回復してきた。例年は年末に向けて在庫を圧縮するため米国品が安値でアジア市場に流入してくるが、需給ひっ迫で輸出余力がない今年は高値維持が確実とみられる。続きは本紙で

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