「塩化ビニル樹脂価格は、北米とアジアの連関が途絶えている」。信越化学工業の斉藤恭彦社長は、第1四半期決算説明会でこう語った。北米の極めて太い需要は、米国内価格や周辺地域への輸出価格を押し上げ、アジアに輸出するメリットがなくなった。アジアはインド市場の旺盛な需要を背景に需給が締まり、一時、下落した域内市況が反転上昇する兆しをみせるだけでなく、中長期の高値水準展望が支配的となっており、連関性が途絶えたまま当面は推移しそう。続きは本紙で

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