【シンガポール=中村幸岳】アジア太平洋地域で塩化ビニル樹脂の価格が再上昇している。とくに顕著なのが経済活動再開が本格化したインド。域内プライスリーダーである台湾プラスチックス(FPC)が今週打ち出すとみられる10月積みインド向けの値上げ幅は「少なくとも前月比100ドル以上」(域内メーカー)との見方が有力だ。アジアでは、ベトナムがコロナ禍で弱含むなど市場が二極化しているものの、年末恒例の米国品流入が考えにくく、年内は市況高止まりの公算が大きくなった。続きは本紙で

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