塩酸の価格交渉が本格化している。5月以降各社が相次ぎ1キログラム当たり5~6円の値上げを打ち出し、現在は7社が表明。各社共通して背景に挙げるのは、安定供給の維持とエネルギーコストの上昇。製造から出荷、物流までの各段階で設備の補修やメンテナンス費用が増加するとともに、最近の電気料金・燃料費アップも大きな負担となっている。足元では半導体・アルミ電解コンデンサー向けの増加などにより需給がタイトな状態が続いており、顧客への説明にも力が入る。続きは本紙で

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