大幸薬品は、同社取得特許である長期濃度保持型の二酸化塩素ガス溶存液が新型コロナウイルスの武漢株と変異2株(英国型とブラジル型)を99・99%以上不活化することを北里研究所と確認したと発表した。すでに別の研究で二酸化塩素がウイルスの表面にあるスパイクたんぱく質に作用し、肺や呼吸器などの細胞表面にあるヒトの「ACE2受容体」との結合阻害も解明されており、今回の共同研究成果を通じてさらなる有用性が示された。今後の研究見通しについて「本共同研究では他の変異株も含めた試験・解析を進めており、公表時期が明らかになり次第、発表する予定」(大幸薬品)としている。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

ライフイノベーションの最新記事もっと見る