ニーズが多様化し製品サイクルが早まるなかで、「精化」の本領をいかに発揮するか-。大日精化工業が「スペシャリティ化」の旗幟を鮮明にしている。汎用品を中心に色材業界で新興国メーカーの台頭が脅威となるなか、合成・配合双方でカスタマイズ力を生かす「機能材メーカー」としての側面を強化。さらに今年初めて公表した中期経営計画では「技術主導」を中核とする経営方針を明示した。燃料電池の触媒用途に使用できる顔料合成やポリマーの精密重合など、アカデミア由来の先端技術が新機軸として加わり、とくにIT・エレクトロニクスとライフサイエンスなどで新規参入分野・製品を増やしていく考えだ。(兼子卓士)続きは本紙で

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