奥多摩工業(東京都立川市、松川昌則社長)は、廃水中和処理用アルカリ剤を開発した。ベルギーの石灰製造大手から技術導入し、微粒子化と長期にわたる分散安定性の保持に成功。高濃度のカルシウム系スラリーで課題とされた沈降を抑制し、タンク内での固着・配管閉塞のリスクを低減する。廃水中和に広く使用されるカ性ソーダの代替を目指し、非毒劇物化による安全性向上とコスト削減効果を訴求していく。続きは本紙で

従来の25%消石灰スラリー(左)との比較。沈降が起こらず、高い流動性を保つ

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

エネルギー・素材の最新記事もっと見る