宇部興産は、ポリカーボネートジオール(PCD)の増設の検討に入った。PCDは昨年10月にタイ拠点で第2期投資による年産4000トンの新設備が稼働し、生産能力を倍増したばかりだが、自動車分野の急回復も後押しして早くも高稼働を実現している。同社は北米でも炭酸ジメチル(DMC)からの一貫チェーンを2025年以降に立ち上げるプロジェクトの検討を進めているが、PCDの世界需要は中長期的にも年率8~10%成長を続けるとみており、早晩、キャパシティー不足に陥ることが予測されている。北米拠点の立ち上げ前に、タイ拠点での第3期投資(同4000トン)を実施し、生産能力をさらに5割程度引き上げる考え。続きは本紙で

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