<展望2022トップインタビュー>

◆…コロナ禍でも業績は好調です。

 「需要面ではかなりコロナ前に戻っている。第2四半期までの業績は化学品が大きく上振れし、2019年のコロナ前のベースを超えている。ただ、海外案件は遅れ遅れになった。米国ではファインケミカルの新拠点について場所の絞り込みなどが遅れている。合成ゴムもマレーシアの増産は当初昨年6月頃に完工予定だったが12月にずれ込んだ。それでも付加価値グレードの『VCR』の試作をスタートできることは大きな意味を持つ。これからタイヤ向けの認証取得に取り組み、来年から本格的な収益貢献が期待できる」

 「国内は予定通り進んだ。第5医薬品工場は昨年5月に完工式を実施しており、今後の原薬製造の大きな武器になると期待している。ポリイミド(PI)フィルムも昨年末に新工場建設を打ち出した。PIは当社の機能品の一番の牽引役であり、増設中の原料モノマーと合わせて安定供給を着実なものとしていく」

◆…4月から新体制を迎えます。続きは本紙で

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