【上海=石田亮】中国石油・化学工業連合会(CPCIF)はこのほど、「2022石油化学産業発展大会」をオンラインで開催した。2021年中国化学業界の回顧と22年の展望を発表した。報告では各化学製品の自給率が上昇する一方で、パラキシレン、1,4-ブタンジオール(BDO)、酸化チタン、リン酸鉄リチウムなどの供給過剰が懸念点として伝えられた。CPCIFの李寿生会長は、22年下期を「双〓」達成に向けた新たなスタートに位置づけ、下期にはコロナ禍が収束するという前提の下、「安定成長」と「変革の推進」を業界の課題に据えて、「V字回復を作り出し、上期の負債を埋め合わせる」と語った。変革面では「規模とスピード」から「構造と効率」への転換を求める。技術では「追随」から「先導」へ。経営では「伝統的マネジメント」から「情報知能」への変革を進め、これまで推進してきた「化学産業強国」実現に向けて拍車をかける。続きは本紙で

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