富士フイルムは10日、2023年3月期の売上高見通しを従来予想から500億円上回る2兆7000億円に改めると発表した。為替前提の見直しによるもので、全セグメントで上方修正した。営業利益予想は部材やエネルギーコストの高騰を売り上げの増加でカバーできるとして同50億円増の2500億円に、純利益は同30億円増の1950億円とした。

 22年4~6月期の売上高は、メディカルシステムや電子材料の販売好調により、前年同期比7・4%増の6259億円だった。ただ、部材・エネンルギーコストの高騰や中国でのロックダウンなどの影響で、営業利益は496億円と同12%減少。純利益は同27・8%減の414億円となった。

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