富士フイルムは、視野角制御(のぞき見防止)フィルム市場に参入する。開発したのは新発想ののぞき見防止フィルム。独自の塗布・配向技術で、ナノサイズの色素を膜厚方向全面に配置した。ディスプレイの直線偏光の特性を利用しており、直線偏光と色素が干渉することで特定方向の視野を遮断する。強みは圧倒的な薄膜化で、従来比100分の1の膜厚4マイクロメートルを実現した。ノートPCののぞき見防止のほか、車載ディスプレイのガラスへの映り込み防止などの需要を狙う。続きは本紙で

左右の遮光(上)のほか、左右非対称の制御も可能

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