2000年代以降、急成長を遂げた中国の石炭化学産業が岐路に立っている。政府は先月、石炭化学を含むエネルギー多消費産業の生産性基準を発表。温室効果ガス(GHG)排出削減に関する「3060目標」策定もあり、今後は投資認可取得が相対的に難しくなる見通し。ただ石炭が中国にとって貴重な自国産資源であることに変わりはない。焦点は規模拡大から質向上に移るが、国産技術も洗練されつつあり、25年にオレフィン能力ベースで年2500万トン前後を目指す「慎重な拡大」が続くとみられる。続きは本紙で

中国は石炭ベースで年間約1700万のオレフィン生産能力を持つ(写真は寧夏回族自治区にある石炭化学プラント)

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